長期の運用に耐えられるFRP製タンク
FRPとは繊維強化プラスチックのことです。
プラスチック単体では加工は簡単ですが、耐久度が低いため長年の運用や過酷な環境下での使用には適していません。
そこでプラスチックにガラス繊維や炭素繊維、樹脂遷移などを合成することによって強化したものがFRPなのです。
FRPの大きなメリットは後から補修することができたり、耐薬性があることで腐食が起きにくい点です。
FRP製タンクは長期間中に液体や薬品を貯蔵することを目的としていますので、腐食が起きにくい性質は非常に重要です。
仮に交換が必要になった場合でも安価に手に入れることができます。
ただし廃棄まで含めて考えるとリサイクルに高いコストがかかることもあります。
FRP製タンクは身近なところで言えば、温泉貯蔵槽や家庭用のバスタブなどで利用されています。
特に温泉にはさまざまな物質が含まれているため、金属のように腐食する物質は適していませんし、温泉によって成分も異なるため、様々な成分に対して安定性を示す素材でできたタンクが必要不可欠です。